歌う声は掠れて消えた

こんばんは。
からすです。
ねむいです。


暇ができたので続きに短編いれときます


読みたい方は続きから、どうぞ

耳を塞いだ。目を閉じた。口を閉ざした。

それでも、それでも僕のなかに入り込んでくる。嫌な感情、嫌な記憶。
じっと耐えても過ぎ去ってくれない…。
何度この首を切ってしまおうと思ったのか忘れてしまった。何度この首を締めて死のうかと思ったのか忘れてしまった。
もう、何も思い出せない。
思い出せない思い出せない思い出せないんだ。どんなに考えてもどんなに考えてもどんなに思い出そうとしても思い出せない。
なんで僕はこんな気持ちなのか、どうして僕は苦しいのか、なぜ、いつから、どうして、なぜなぜなぜ何故？
手で掬っても零れてしまう。
零れ落ちてもう拾うこともできない。
いつから僕は死にたかった？
いつから僕は苦しかった？
いつから僕は狂っていた？
もう、わからないんだ。
手が真っ赤に染まっても、目から透明な雫が溢れても、この眼が濁ってしまっても、感覚が遠くなっても………
あぁ、


それでも僕は僕であろうとする。
なんて最悪。

もう、
全て忘れればいい。
何も思い出せないように。
何も残らないように。
なにひとつ僕が僕でないように。



祈って、今日も死にきれない僕は夜にないた。